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sueri

監督:カリン・アイヌー
脚本:マウリーシオ・ザカリーアス フェリペ・ブラカンザ カリン・アイヌー
キャスト: エルミーラ・ゲーデス ジェオルジーナ・カストロ ジョアォン・ミゲル マリア・メネゼス
2006 ブラジル ドイツ ポルトガル フランス

■Story

物価の高い都会での生活が苦しいからと、夫と幼い息子と一緒に田舎の町に帰ることを決意したエルミーラ(エルミーラ・ゲーデス)。でも、どんなに待っても夫はやって来ない。彼女を追いてどこかへ行ってしまったのだ。気晴らしに夜の街に遊びに出かけたエルミーラは昔の恋人と再会し関係を持つが、寂しさを埋めることはできなかった。息子と一緒に遠くの街に行きたいと願うエルミーラは、お金を稼ぐためにある方法を思いつくが…

■Review

あぁ、空が青くて広いなー。
タイトルになってるからという訳じゃないけど、しみじみとそう思った。

空気の乾いた感じ、空の青さ、家々の鮮やかさ、雑然とした街並。
ブラジルが舞台なのに、何故かメキシコを思い出して、たまらなく懐かしくなってしまう。
あの空気感は、ラテンアメリカに共通するものなのかな。

生まれ育った町を駆け落ち同然に飛び出して、若くして母親になったエルミーラ。都会での生活が苦しくなって田舎に戻る事にしたけれど、夫は一人で逃げてしまう。そんな彼女が思いついたのは、自らの体を賞品として「売春クジ」を売ること…これは、ブラジルで実際にあった出来事を元にした作品なのだそう。クジというのは斬新なアイデアだけど、それ以外はよくある話という気がします。

義母がエルミーラには助けを差し伸べずに愛息子をかばったり、寂しくて心が弱くなっている時に昔の恋人にクラっときちゃうとか、あぁそんな話よくあるよね、と。でもそれがつまらないという訳じゃなくて、不思議とワクワクしながら見てました。全くもって個人的な意見になっちゃうけど、クジを売り歩く姿も、ビール片手に踊る姿も、昔の恋人の微妙なダサさ加減も、どれもメキシコの風景と重なって見えて、その既視感が心地よかった。

作品としては、あまり感情的に描かれていない演出が好きですね。
逃げ出した夫のことも、元恋人や家族との関係も、エルミーラが感情を長々と吐露するようなシーンはほとんどなくて、情景描写で淡々と描かれている印象。だからなのか、ほろ苦さはあっても見ていて息苦しくないです。

田舎に帰ってきたばかりの彼女は、その手に赤ん坊を抱えてはいても、むしろ少女という印象の方が強かったけれど、少しずつ手探りで自分の人生を探し始めていく。バスに乗って一人旅立ったエルミーラはまだ心もとなくも見えるけれど、でもきっとなんとかなるさ、と思わせてくれるラストが爽やか。

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