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jellyfish

監督:エドガー・ケレット シーラ・ゲフェン
脚本:シーラ・ゲフェン
キャスト: サラ・アドラー ニコール・レイドマン ゲラ・サンドラー ノア・クノラー マネニータ・デ・ラトーレ ザハリラ・ハリファイ
2007 イスラエル フランス

■Story

結婚式のケータリング会社でウェイトレスとして働くバティア(サラ・アドラー)は、一緒に暮らしていた彼と別れ、職場では上司に怒られてばかり。部屋の天井からは雨漏りがしており、家賃を払うのにも精一杯。何もかも上手く行かない彼女は、ある日海辺で浮き輪をつけた小さな女の子(ニコール・レイドマン)に出会う…

■Review

初のイスラエル映画です。
イスラエルというと、どうしても政治・宗教的なイメージばかり浮かんでしまう。
けれどこちらは、何気ない日常を切り取った優しくて切ないお話。
それでいて、ちょっとファンタジック。

行った事のない遠い国が舞台だけれど、普遍的なテーマだからかすごく身近な感じ。
ゆらゆらと浮かぶクラゲ達みたいな、曖昧さが心地よい。

テルアビブって海辺の町だったんだ、とか。
フィリピンからの外国人労働者が多いらしい、とか。
イスラエルに興味はあったものの、私はこんなことも知らなかった。
これは後でちょっと調べたのだけれど、「みんな何かの第2世代よ」というバティアの台詞も、その時にはいまいちピンと来ていなかったし(※公式サイトに少々説明があります)。

他にも、イスラエルの結婚式の様子だとか、「へぇ」と思うこともいくつかあって、頭では新鮮に感じるのだけれど、肌はしっくり馴染んでいるような感じ。主人公達が抱える孤独は誰もが感じたことがあるもので、どこか共感できるんだよね。病院のベッドで伸ばした手を両親につかんでもらえなかったシーンには胸が痛んだけれど、最初は空ろな表情ばかりだったバティアが、最後に浜辺を歩く時には全然違う表情をしていて、嬉しかった。

ティアラを付けて窓から覗き込んだり、母親のポスターの前で雨に打たれたり、水浸しになった部屋で壊れながら再生を繰り返す留守電や、アイス売りのおじさん…などなど、印象的なカットが多くて好み。3人の主人公を中心にした構成や、鮮やかな色使いも良いです。

詩を読み上げる背景で、船に見立てたアイロンが布の上を滑っていく所も良かったな~。
監督兼脚本家のシーラ・ゲフェンが作ったという詩も、すごく素敵なんだもの。
公私共に彼女のパートナーであるエドガー・ゲレン監督が、実はベストセラー作家で、『あの頃ペニー・レインと』の原作本を書いた人だったと後で知ってビックリ。これは今後も注目だわ。

ほのぼのより切なさの割合が多いけれど、目線が優しいんだよね。
誰かが「吉本ばななみたい」と評していたのを見たけれど、なんか分かるなぁ。
ひどく感覚的で、ばななっぽい。

浮き輪を付けた女の子がとってもチャーミング!

☆公式サイトはコチラ

















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