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awayfromher

監督・脚本:サラ・ポーリー
キャスト: ジュリー・クリスティ ゴードン・ビンセント オリンピア・デュカキス クリステン・トムソン マイケル・マーフィ ウェンディ・クルーソン
2006 カナダ

■Story

結婚して44年目を迎えるグラント(ゴードン・ビンセント)とフィオーナ(ジュリー・クリスティ)の夫婦は、満ち足りた生活を送っていた。だが、ある時から妻の様子に異変が生じ始める。アルツハイマー型認知症と診断されたフィオーナは、悩んだ末に施設に入ることを決意するが…

■Review

美しいけれど、ひたすらに切ない。

若手の注目女優サラ・ポーリーの初長編監督作であり、主演のジュリー・クリスティがGG賞など各賞を受賞したことでも話題の作品。そもそも、まだ20代のサラ・ポーリーが、この難しいテーマをチョイスした事にも驚いてしまう。

妻・フィオーナが発症するまでの経緯と、既に発症して施設に入り、夫・グラントがオーブリーの家を訪ねていく話が、時系列が混在した中で進んで行くので、序盤はちょっと混乱してしまいました。でも、施設内での描写が中心となって行くにつれ、それらの状況が次第に明らかになっていきます。

私自身は、アルツハイマーをまだ身近なものとしては捉えきれません。
けれど、いつか何らかの形で関わってくるものだろうという認識はあります。ある日突然、少し前まで普通に話していた夫が自分の事が分からなくなったとしたら?それは、どんなにか大きな衝撃だろう。しかもグラントの場合は、忘れられた自分の代わりに、別の男性を慕う妻の姿を目にしなければならなかったのだから。44年という歳月は、私には想像がつかないくらい長く、重い。

フィオーナにしてみれば、同じような立場である(むしろ自分より症状が重い)オーブリーに安らぎを求め、グラントを「自分を混乱させる存在」として敬遠するのは分かるような気がする。残酷だなぁと思うのは、時折フィオーナが記憶を取り戻す瞬間があること。その一瞬だけは、フィオーナはグラントの知っている愛する妻に戻るけれど、またすぐに去っていってしまう。愛する人の口から、「治療をやめたら元に戻る可能性がないのだから、施設で治療を続けたい」と言われたら、それを見守ることしかできないよね。

お互い似たような境遇であり、健康で快活なマリアンの存在は、現実的に考えれば、グラントにとって支えになると思う。でも、グラントに最後の決断をさせたのは、何よりもフィオーナの幸せを願う深い想いだったことが、ただひたすら切ない。

フィオーナ役を演じるジュリー・クリスティが本当に魅力的で、美しいです。
元々綺麗な人だけど、何より品があるところが素敵。
グラントを演じるゴードン・ビンセントの、寡黙な佇まいも良かった。

映像で一番心に残っているのは、ノルディックスキーのシーン。
見渡す限り一面の雪の中を振り返りながら進むフィオーナの姿は、実際の風景だけでなく、彼女の心象をも表現しているようで、印象的でした。

☆公式サイトはコチラ



Nyaggyさん、こんばんは。
お暑うございますねぇ。カナダに行きたいー。
切ないけれど、心に沁みる作品でしたよねぇ。
そう、ノルディックスキーのシーンは本当に素晴らしかったですよねー。
雄大な風景に登場人物の心象を重ねるって見事ですよね。
初監督作品とは思えない仕事ぶりー。
雪景色はせつなさをも醸し出していたけど、歳をとってからも尚、共にスポーツを楽しむ夫婦の姿がまたステキというのもあって、すがすがしさももたらしてくれました。
序盤で2人の強い絆が見えたからこそ、その後のやるせない展開にも絶望的な気持ちにはならなかったのかなぁと。


【2008/08/05 01:08】 URL | かえる #-[ 編集]
かえるさん、こんにちは♪
ほんっと連日暑いですね~。
それだけで、ちょっとバテてしまいます…。

サラ・ポーリーの演出は、なかなか見事でしたよね。
確かに、あの夫婦はアクティブ!
二人でノルディックスキーをしたり、国立公園に行ったり…。
雪景色には切なさを感じたけれど、二人でスキーをする姿は清清しくもありますね~。
至る所に二人の絆と、重ねてきた年月の尊さが感じらえました。
本を読んであげるところも、お気に入り。
たとえ離れていても、魂のどこかでずっと繋がっているんだよ、
ということがひしひしと感じられました。
【2008/08/05 12:45】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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雪は悲しみを覆い隠してくれるのだろうか。 結婚して44年になるグラントとフィオーナは平穏に暮らしていたが・・・。1979年生まれの女優サラ・ポーリーが、長編第一作目の監督作品に、結婚して44年になる夫婦のドラマを選んだというから驚いた。そして、他の作品で先に... かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY【2008/08/05 00:39】
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