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tekikoso

監督:ケヴィン・マクドナルド
2007 フランス

■Review

なかなか興味深かったです。
が、ある程度事前知識があった方がより理解できるんじゃないかな、と思います。
私は、この作品で初めてクラウス・バルビーという人物について知りました。

クラウス・バルビーは第2次大戦中にナチス親衛隊に属し、数々の虐殺や拷問に関わったとされながらも、ニュルンベルグ裁判では裁かれず、その後2度も名前を変えながら50年以上の時を過ごした人物です。なぜバルビーが戦後すぐに裁かれず、何十年にもわたって生かされたのか?というのがこの作品の骨子なんですが、アメリカのCIC(アメリカ陸軍情報部)が、バルビーの知識が大戦後の対ソ連対策に役立つと踏んで、彼をかくまったため…とされています。

全編を通して、実際の写真や映像と、被害者達の証言、バルビーの家族や部下など近い立場の人間の証言、また第三者として歴史家など専門家の考察を交えて、構成されています。最終的にボリビアに渡ったバルビーが、フランス側に身柄を拘束され終身刑を受けるまでの様子が、丁寧に、淡々と描かれており、エンターテイメント的な要素は一切見当たらず、製作者自身の直接的な意図もほとんど感じられません。

国家が自国の(あるいは一部の人間のための)利益を得るために別の存在を都合よく利用するのは、バルビーの件に限らず、よくあることだと思います。でも、実際に拷問を受けた被害者達の証言を見ていると、彼らにとっての戦争はまだ終わっていないんだな、ということがヒシヒシと伝わってきてやるせないですね。

見る前に気になっていたチェ・ゲバラの逮捕については、あまり詳しい説明はなかったんですが、チェの遺体の映像(!)があって、ビックリでした。こういう映像が残っていたなんて…。初めて見たけど、衝撃的でした。

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