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bordertown

監督・脚本:グレゴリー・ナヴァ
キャスト:ジェニファー・ロペス アントニオ・バンデラス マーティン・シーン マヤ・サパタ フアネス
2006 アメリカ

■Story

シカゴの新聞社で記者として働くローレン(ジェニファー・ロペス)は、海外特派員のポストを交換条件に、気の進まないメキシコでの取材を引き受ける。国境近くの町、シウダー・フアレスでは多数の少女達の殺害事件が起こっていた。ローレンは、昔の仕事仲間であるディアス(アントニオ・バンデラス)を頼って、メキシコの新聞社エル・ソル紙を訪ねるが…

■Review

アメリカ国境に近いメキシコ北部の街、シウダー・フアレス。
そこで実際に起こっている、少女達の連続殺害事件を元にしたフィクションです。
メキシコの話になると、どうしても突き放して見ることができず、心が波立ってしまうのだけれど。

今回は、思ったより落ち着いて見られました。
私はシウダー・フアレスには行ったことがないけど、あんな感じなのかな。
地方都市にしては大きそう…と思って調べてみたら、人口114万人とのこと。メキシコにしてはなかなかの規模の都市!ちゃんと現地でも撮影したようで、街の様子とかはまさにメキシコの雰囲気。旧ビートルが元気に走ってて、埃っぽくて、街路には露天が立ち並んでて。全員が英語ペラペラじゃないのも良い。

フアレスでの少女殺害は1993年から続いており、未だに未解決。
誘拐や殺人は珍しくないけれど、公式発表だけでも約500人、(作品中での説明によれば)実際には5,000人近い犠牲者がいるっていうのは、どう考えても異常としか思えない。そしてその事実が世間に公表され・本格的な調査がされるどころか、むしろ隠蔽されてしまう状況が一番恐ろしい。

マキラドーラ(国境近くの輸出保税加工工場)での仕事を求めて、地方から若い女性や子供が働きに出てきても、利益を得るのは企業ばかり。毎日必死に働いても苦しいだけの生活の中で、国境の向こうに僅かな希望を見出だしてしまうのは仕方ない…というか、すごく分かるなぁ。この作品でも、居場所の無くなった少女がアメリカへ密入国を試みる描写があって、そのあたりは『ファーストフード・ネイション』に共通しますね。

エンターテイメント的な要素や都合のいい展開もあるけれど、なかなかの出来じゃないかな、と思います。国際社会に広く訴えるには、ジェニファー・ロペスみたいな人気俳優を使って映画化するのは、いい手かも。ただ、メキシコは犯罪者の国…みたいなイメージが付いてしまったらイヤだなぁ。

すっごい久々にバンデラスをスクリーンで見たけど、やっぱり年とりましたね。
マヤ・サパタは普通っぽくって良かったです。

本国メキシコでは、ドキュメンタリー映画が作られたそうで、むしろそちらが見てみたい!
『消えた少女たち』Senoritas Extraviadasというタイトル?らしいですが、おそらく一般公開は無いですね…。

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