上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

blindness

監督:フェルナンド・メイレレス
脚本:ドン・マッケラー 
キャスト:ジュリアン・ムーア マーク・ラファロ アリス・ブラガ 伊勢谷友介 木村佳乃 ダニー・グローヴァー ガエル・ガルシア・ベルナル ドン・マッケラー
2008 ブラジル カナダ 日本

■Story

ある日突然、車を運転していた一人の男(伊勢谷友介)が失明した。原因は、不明。次々と同じように人々が失明していく中、政府は彼らを隔離施設に収容することを決定する。だが、その中で一人だけ、目が見えている女性(ジュリアン・ムーア)がいた…

■Review

てっきりパニックものかと思っていたけれど、むしろ人間ドラマでした。
設定の割には、鑑賞後の後味は悪くないです。

私はラストの感じが結構好きだったんですが、あまり世間の評価は良くないみたいですね…。ゾンビもエイリアンも出てこないけど、設定にリアリティのないところがダメなのかな?リアルに描こうとしているのではなくて、後半の展開は特に啓示的な感じがします。

突然盲目になるという奇病にかかった人達は、次々と収容施設に隔離されてしまう。
少ない人数ならまだしも、人数が増えてくるに従って諍いが増えるのは当然のこと。胸クソが悪くなる第3病棟の王のような人間も、どこにだって存在し得る。普段の生活の中では表に現われない欲求や願望が、異常な状態の中で次第に露になっていく様子は、恐ろしい。でもその一方で、ヒロインの周りの人たちのように、擬似家族のような心の交流も描いていて、それが救いになっています。

目隠しされたキリスト像なんて、すごーく意味深ですよね。
機能がマヒして、荒廃した都市の描写は、面白い…というか興味深いです。電気も水道も、およそ文明的なモノが全て失われた中で(しかも光まで失って)、火をおこしたり、他人から食料を奪ってなんとか生き伸びようとする人々。光を失ったのは人間だけで、犬達は以前よりも自由に我が物顔で街を闊歩してるのが印象的。

突発的な始まりと、終わり。奇病の原因や背景が一切分からないままだったり、唯一目が見えていた女性が「次は私の番」だと思うところなど、すごく寓話的な感じ。職業や性別以外、登場人物の名前も分からないんだよね。どれも思わせぶりではっきりと言及されていないし、すごく感動するという訳ではないんだけれど、この不思議な感覚は好きだな。映像や音楽の演出も効果的です。

ガエル君は、大変お下劣な最低野郎でしたー…でも、こういう嫌な役も似合っちゃう。
木村佳乃と伊勢谷友介はチョイ役かと思っていたら、意外にも出ずっぱり。日本語の会話がちょっと不自然な感じもしたけれど(英語の方がむしろ自然に聞こえた)。

賛否両論ありそうですが、個人的には一見の価値ありだと思います。
ジョゼ・サラマーゴの原作「白の闇」も読んでみたいな。

☆公式サイトはコチラ



Nyaggyさん、こんばんは~。
この作品、11月に試写会で見ました!
メイレレス監督のパニックものなんて珍しい~なんて思いながら出かけたのですけど、いい意味で期待を裏切られましたね。
そうか~!犬の様子は気がつきませんでした!
そうそう、木村と伊勢谷は吹き替え聞いてるみたいで(笑)

たしかに賛否両論あるみたいですが、わたしはリアリティを求めていたら、もっと普通のハリウッド映画にしかならなかった気がして、
Nyaggyさんがおっしゃるような、啓示的で独特の不思議な感覚を味わえたのがよかったんじゃないかな~と思いました。

それにしても人間のあらゆる価値観や倫理観というものが、
いかに「視覚」から得られる情報によって影響され形成されているかを思い知らされますね。
見えているつもりで見えていないことの方が多いんだとつくづく感じた作品でした。
【2008/12/08 23:12】 URL | Carolita #-[ 編集]
Caroさん、こんにちは♪
おぉっ、試写会でご覧になったんですね~。
そうなんです!いい意味で期待を裏切られました。
普通のパニックものだったら(ゾンビが出なくても)、きっと私は
あんまり好みじゃなかったと思うので。

ちょっと贔屓目入ってますが(笑)、こういう感じに仕上げたのは
さすがメイレレス監督!って思いました。

特に隔離施設の中での生活の間は、当たり前に「見えること」の
重要さと、それを失ったときの恐怖感を感じました。
一人だけ目が見えている女性は、世界を救うヒーローではなくて、
観察し、伝えるための語り部なんですよね。
>見えているつもりで見えていないことの方が多いんだと…
本当ですね!
【2008/12/09 12:53】 URL | Nyaggy #-[ 編集]
Nyaggyさん、こんばんは-。
年末、いかがお過ごしでしょうかー?
これ、怖くて、とっても面白かったですよねぇ。
世間的には評価は芳しくなかったのでしょうか??
私としても、いわゆるパニック映画的じゃなかったのがよかったですよー。
ガエルくんもすげー非道な奴で、さすがでしたわ。
ジュリアン・ムーアは時々変な映画に出るけど、今回は演技力の確かさを感じました。
いせやきむらカップルもいろんな意味で存在感がありましたねぇー。
さてさて、明日はあらとりすてを観に行きますー♪
「永遠のこどもたち」も楽しみですねー。

【2008/12/16 22:21】 URL | かえる #-[ 編集]
かえるさん、こんにちは。
師走ですねー、なんだかバタバタしてます。

ブロガーさんの所はまだそれほど拝見してないんですが、
一般的なコメントとしては、気分が悪い、意味が分からない
…っていう意見も結構多いみたいです。
普通のパニックものとは違う怖さで、面白かったですよねー。

ジュリアン・ムーアは好きなんですが、時々アレ??っていう
作品に出てるようで・・・(笑)今回の役は良かったです。
ガエル君が演じるイヤな役は、結構好きだなぁ。

『アラトリステ』!いいですね~!!
私も今週末観にいく予定で、楽しみです~。
『永遠のこどもたち』はちょっと怖そうなんですが、やっぱり見たいかな。
【2008/12/17 13:09】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 And life goes on, All rights reserved.



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。