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caramel

監督:ナディーン・ラバキー
キャスト:ナディーン・ラバキー ヤスミーン・アル=マスリー ジョアンナ・ムカルゼル ジゼル・アウワード シハーム・ハッダード
2007 レバノン フランス 

■Story

ベイルートのエステサロンを経営するラヤール(ナディーン・ラバキー)は、美しく信心深い女性。彼女には、ある秘密があった。家庭持ちの男性にずっと想いを寄せ、不倫関係を続けているのだ。常連客のジャマル(ジゼル・アウワード)が店にやってくる中、彼からの呼び出しに慌てて店を後にするラヤールだが…

■Review

日本では珍しい、レバノン映画。
観る前は単にかわいいタイトルだと思っていたけれど、この作品にピッタリだなぁ。甘さよりも、ほろ苦さが際立っているのだけれど。女性監督ならではの感性がステキ。

テレビなんかでレバノンの普通の街並みや暮らしぶりを目にする機会って、ほとんどないですよね?日本に入ってくるとすれば、決まって悪いニュースばかり。そんな日本から遠く離れた、あまり馴染みのない国が舞台ではあるけれど、描かれている物語は女性なら誰しも共感できるようなことばかり。恋に悩んだり、老いることに怯えたり、恋人との結婚式に憧れたりする、フツーの女性たち。

中心となる場がエステサロンというのも、しごく私好み。
『マグノリアの花たち』で美容室が皆の社交場であったように、女性達がひとつの場所に集っておしゃべりに花を咲かせるというシチュエーションに弱いんですよね。こういうのって、いつの時代もどこでもあまり変わらない、女の特権だもの。でも時折、文化の違いを認識するようなエピソードも入っていて…夜中に車の中で若い男女がしゃべっているだけで、警官に尋問されてしまうのか、とか。その後の花嫁のエピソードもだけれど、仕事を持って自由に暮らしているように見えても、(特に)女性にとって、まだまだ慣習に縛られている部分もあるんだと認識させられる。

作中でいろんな宗教が混在している印象を受けたので、後で調べてみたところ、約3割がキリスト教、約7割がイスラム教とのこと(もっとも、実際は宗派によって更に細分化されるのだろうけれど)。民族的にはほぼアラブ人だけれど、一時期フランスの支配を受けていたために、フランス文化の影響も受けているそう。結婚式のシーンでは、戸外のお洒落な建物に白いウエディングドレスの西欧風スタイルだけれど、楽団はアラブ式の衣装で民族音楽風なのが楽しい。(それを言ったら、日本の結婚式なんて和洋折衷どころか何でもアリだけど)

好きなシーンはいくつもあるのだけれど、実は一番印象に残ったのは、ボーイッシュなスタッフ・リマが長い黒髪の女性客の髪を洗うシーン。ほとんど会話もないのに、髪を洗う行為そのものと、表情がなんとも官能的なんだよねぇ。それと、老姉妹のエピソードが秀逸で、泣けます。店の馴染みの老紳士と上手くいってくれたらいいと願いつつも、結局は姉を置いて出かけることを諦めた妹の姿が、切なくて哀しいの。それでも最後に姉妹二人で手を繋いで歩く後ろ姿は美しくて、胸を締め付けられるような感動すら覚えてしまう。

☆公式サイトはコチラ



Nyaggyさん、こんばんは。
レアものなレバノン映画でしたが、とてもすてきな作品でしたよねー。
エステサロンとか美容院なんかが舞台のものって私も好きですー。
群像劇はやっぱりいいなぁ。

ガエルくんの「太陽のかけら」と「失われた肌」のちらしがお目見えした今日この頃であります♪
【2009/03/08 23:19】 URL | かえる #-[ 編集]
かえるさん、こんにちは♪
初レバノン映画です。
エステサロンが舞台の群像劇というだけで、好みの予感が
してましたが、期待にたがわず、素敵な作品でした~。

おぉ、ガエル君!
『太陽のかけら』って、かえるさんが以前に映画祭で
ご覧になった"Deficit"ですよね?
どちらも早く見たいです~。うずうず。
ちゃんと、名古屋でもやってくれますように!
【2009/03/09 12:34】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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