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slumdog

監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ビューフォイ
キャスト:デーヴ・パテル フリーダ・ピント マドゥル・ミッタル アニル・カプール イルファーン・カーン
2008 イギリス アメリカ

■Story

人気番組、クイズ・ミリオネアに出演したジャマール(デーヴ・パテル)は、次々に正解を連発していく。スラム出身の彼が、何故高度な質問の正解を知りえたのか?予想外の展開に不正の疑いを持たれ、ジャマールは警察で尋問を受けることになってしまう。そして彼が語り出す過去の話には、正解へのヒントが隠されていた…

■Review

ダニー・ボイルが描くインドは、どこまでも色鮮やかでエネルギッシュ!
ムンバイという街のパワーに圧倒され、ワクワクすると同時に、打ちのめされもする。
人生は、世界はとことん厳しくて、でもやっぱり、とことん優しいんだって思いたい。

本来、運命なんて言葉は好きじゃない。どこまでも一途で諦めないジャマールよりも、共感できるのはむしろ、現実に妥協して生きてきたラティカの方。「君に会いに来た、一緒に逃げよう」と言われたら、「だから何?」って言いたくなるに決まっているし、ジャマールの純粋さはともすれば愚鈍にも見えてしまう。でも、彼の厳しい人生を一緒になってリアルに追体験しているうちに、あまりに頑固で諦めないジャマールに、ついつい負けを認めずにはいられなくなってしまう。彼がそれを運命だと言うなら、そうかもしれないね、って。

後半ではジャマールのひたむきさを応援しつつも、映像的にもエピソード的にも大きなインパクトを残すのは子供時代。映像の美しさと、ジャマール達の体験してきた現実の残酷さのギャップに、心が揺れる。自由を奪われ、芸を覚えさせられる子供達を見て、一瞬メキシコに意識がとんでいた。これって、『シティ・オブ・ゴッド』を観た時の感覚にも似てるかも。でも、どんなに残酷な描写があっても、自分達の足と知恵で生き抜いていくたくましさと、街そのものが持つがむしゃらなエネルギーが確かに存在していて、最後にはそこに惹きつけられてしまうんだよね。

ダニー・ボイルの目線が、すごく優しいなって思う。以前『ミリオンズ』で、それこそ幼い兄弟のほのぼのとしたファンタジーを描いていたけれど、この作品でも基本は変わらないような。
ちょっと悔しかったのは、お兄ちゃんのこと。サリームだって、本当は幸せになれたはずなのに。同じスラムで育って、一緒に逃げ出して…もっと違う道があったはず。銃を手にした時から、幸せな結末が来ないことは分かっていたけど、なんだか無性に悲しかったな。

大傑作ではないかもしれないけれど、愛おしい作品です。
ダニー・ボイルはこれでアカデミー監督になっちゃったけど、そんなことは気にせず、これからも勢いのある作品を作ってくれたら嬉しい。

☆公式サイトはコチラ



Nyaggyさん、なますてー。
ダニー・ボイル、よくやった!って感じですねー。
彼らの生きるエネルギーに圧倒されましたよねー。
私は映画で描かれる"運命"というのものは結構好きだったりします。
筋書きに必然性をもたせるための便利な言葉として使われる場合は好きじゃないのだけど、偶然と必然の背中合わせな感じの積み重ねの中で見出される"運命論"には心掴まれてしまうんですよね。
ハリウッド映画なら、主人公の少年があまりに純粋だったら、興ざめしちゃったかもしれないのに、ジャマールのまっすぐさは応援せずにはいられないものでしたよねー。
【2009/04/27 00:12】 URL | かえる #-[ 編集]
かえるさん、なますて~♪
ダニー・ボイルのインド、堪能しました!
色鮮やかで、汚くてもちゃんと美しく、何よりもパワーがすごくて。
そうですね、単なるご都合主義の「運命」ではなくって、
ジャマールの場合は、彼の人生の中の出来事が一つ一つ
積み重なっていった結果ですもんね。
私も、ハリウッドだったら興ざめしちゃったかも…って思いますが、
この作品にはしっかり胸を打たれちゃいました。
ダニー・ボイルの今後の活躍も楽しみです♪
【2009/04/27 12:34】 URL | Nyaggy #-[ 編集]
こんにちは♪ TB、コメントありがとうございました☆

エネルギッシュでテンポの良い作品でしたね。
期待を大きく上回るほどではなかったけど、
期待通りの作品でした♪
【2009/04/27 16:07】 URL | non #FXbBe/Mw[ 編集]
nonさん、こんにちは♪
アカデミーX冠とかって宣伝をされてしまうと、変に期待だけが
高まっちゃって、あれれ?ってことありますもんね。
でもこちらの作品は期待通りとのことで、良かったです~。

テンポがよくって、観客の注意をひくような上手い作りでしたね。
痛い部分もあるけど、それよりも、ジャマールの純粋な
ひたむきさと、全編に溢れるパワーと疾走感が心地よくて
楽しく観ることができました。
【2009/04/28 13:04】 URL | Nyaggy #-[ 編集]
Nyaggyさん、こんにちは!

わお~!『シティ・オブ・ゴット』を観た時と同じ感覚、
そうですよね、わたしも全く同じ事を感じました。

メイレレス監督の描き方とダニー・ボイル監督の描き方。
同じエネルギッシュな映像と音楽を使っても、
アプローチの仕方がやっぱりそれぞれの色があって、
映画って面白いなぁ~って思います。

ラティカもサリームも、現実をみつめた生き方でしたね。
ジャマールだけはNyaggyさんがいわれるように
愚鈍なほど真っ直ぐすぎて滑稽なくらい。
厳しい世の中だからこそ、そんな姿に心のどこかで
憧れちゃうのかもしれないなぁ。
ひたむきに生きる姿はやっぱり心を打ちますね!
【2009/05/16 16:24】 URL | Carolita #-[ 編集]
Carolitaさん、こんにちは♪
うわ~、Caroさんも『シティ・オブ・ゴッド』に似た感覚を
受けられてたんですね。
おっしゃるとおり、アプローチの仕方は全然違うんですが、
画面から伝わる生命力というか…ズシンと強く心が惹かれる
部分で、似たような感覚におちいりました。

そうなんですよね~。
ジャマールの、愚鈍だけれどひたすらまっすぐな生き方は
今の世の中では珍しいですよね。だから、理解できないと
思いつつも、憧れてしまうのかもしれません。
【2009/05/17 12:12】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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