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elpasado

監督:エクトール・バベンコ
キャスト:ガエル・ガルシア・ベルナル アナリア・コウセイロ モロ・アンギレリ アナ・セレンターノ
2007 アルゼンチン ブラジル

■Story

リミニとソフィアは、誰もが羨む美男美女のカップルだったが、結婚12年目を迎えようとした時に離婚を決意する。今まで住んでいたアパートから一人新居へと移ったリミニは、黙々と翻訳の仕事をこなし、新しい女性とも付き合い始める。だが、ソフィアを徹底して避ける一方で、常に彼女のことが頭から離れない。ある日の講演会でソフィアの姿を目撃したリミニは…

■Review

この濃厚な感じ、久しぶり…!!
邦題も良いんですが、原題はずばりそのまんま"El Pasado"…「過去」。
別れた後も、永遠に過去に囚われ続けている二人。

お互いに納得していたはずの離婚。妻ソフィアと別れ、新しい場所で新しい生活を始めたリミニは、寂しさを埋めるように、次々と新しい女性と関係を持つようになるけれど、いつまでもソフィアの影が消えることはない。次第に狂気じみていくソフィアに、リミニは全てを奪われていってしまう。愛する女性も、子供も、記憶さえも…。ソフィアのリミニへの思いは、相手をただいとおしむような愛ではなくて、もはや執着とも妄執とも呼べるようなもの。最初は理知的で落ち着いて見えたソフィアが、次第に狂気をまとっていく様は、かなり恐ろしい。

周囲の人間が口をそろえて「あなた達は分かれるべきじゃなかった」って言うのも、怖い。自分の半身というと聞こえはいいけれど、その存在を失うことで記憶の一部まで失ってしまうなんて。リミニは、ソフィアの行動を異常だと思いながらも、結局最後まで彼女を切り離すことができないんだよね…。「過去は切り分けることができないもの」という、ソフィアの台詞が印象的。

愛しすぎてお互いの境界線が分からなくなってしまった二人の関係は、ひどく歪んでいるには違いないのだけれど、一方ではどこか感動すら覚えてしまう部分がある。それが正しいのか正しくないのかなんて、ここでは関係ないのかも。始終ドロドロした話なのに、心を病んで壊れていくリミニも、狂気に蝕まれていくソフィアも、とても美しく映し出されていて、さすがだなぁと思わせる。もう一度『蜘蛛女のキス』(同監督作)が見たくなっちゃった。

壊れていくリミニを演じたガエル君が、それはもう美しくかったですー。
元妻ソフィア役のアナリア・コウセイロも、すごくハマってたんじゃないかと。フリーダ・カーロに似た雰囲気の、彫りの深い美人。あのルックスであの演技は、本当に迫力があって怖い…!
それにしても、この濃厚さ加減、見た後の満腹感がテレノベラ(ラテンアメリカのテレビ小説)みたい。

☆公式サイトはコチラ



 すごい話だなぁと思ってレビューを読んでいたら、〆の「テレノベラ」で爆笑してしまったよ~。。その激しさはまさにラテンのテレノベラ。。
 身分の差とか記憶喪失とか、、とにかくドロドロでドラマティック!スペインにいる時はよく見てたなぁ。。

 きっと日本人では描ききれない世界なのでしょうね。久しぶりにその世界が味わいたくなりました!
【2009/08/05 21:29】 URL | bcnberlin #JOOJeKY6[ 編集]
>bcnberlinへ

そうそう!
日本の昼ドラ(←実はあんまり知らない)もすごいと思うけど、
テレノベラって、相当激しいよね~。
なんかさ、思いつく限りの要素を全部盛り込んじゃってるような。
真面目に見てたら疲れるけど、時々見たくなっちゃう。

これはテレノベラよりは洗練されてるけど、見た後に疲れる
感じの作品かも。でも、個人的には好き(笑)
濃厚な雰囲気を味わいたい人には、おすすめ~。
【2009/08/06 13:21】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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