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監督:バフマン・ゴバディ
脚本:バフマン・ゴバディ ロクサナ・サベリ ホセイン・アブケナール
キャスト:ネガル・シャガギ アシュカン・クーシャンネード ハメッド・ベーダード
2009 イラン

■Review

牛小屋から、マンションの屋上から放たれた音楽は、イランの空には響き渡らなくとも
私たちの耳にはちゃんと届いてる。

アシュカンとネガルは、バンドを組んでコンサートを開くためにメンバー集めを計画。次々と色んなバンドに声をかけていく中で、テヘランの風景をバックに彼らの音楽が紹介されていく…というのが主な流れ。出演しているミュージシャンは全員本物で、彼らの実体験に基づいた作品だから、半ドキュメンタリーのような様相。

無許可のゲリラ撮影ということで監督の苦労がしのばれるけれど、どこまでもリアルなテヘランの風景が観られたのは良かった。一見他の街と変らないように見えるのに、一歩中に足を踏み込んでみれば規制だらけで、好きな音楽を演奏することもできない現状が重くのしかかる。伝統音楽だって、ロックだって、他人に決められた枠の中の音楽なんて意味がないのに。

アシュカン達の熱意と音楽に惚れ込み、コーディネイト役を買って出た髭面のナデルが良いわ~。当局に捕まった時の言い逃れとか、偽造パスポートを扱う老人とのやりとりとか、最高に面白くって。楽天的な私はすっかり彼のペースにはまって「大丈夫、なんかなるさ。」と信じ込んでいたのに、最後にガツーンとやられてしまった。それでも、現実のアシュカン達は無事に出国して、音楽活動を続けているのがせめてもの救い。

エキサイティングなライヴ映像とかはなくて、ロック映画としてはやや異色な、地味な作品かもしれないけど、音楽への想いは痛いくらいに伝わってくる。彼らの奏でるメロディーそのものよりも、その姿勢に強く胸を打たれるの。

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