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あなたになら言える秘密のこと

監督・脚本:イサベル・コイシェ
キャスト: サラ・ポーリー ティム・ロビンス ハビエル・カマラ ジュリー・クリスティ エディー・マーサン レオノール・ワトリング ダニエル・メイズ 
2005 スペイン

■Story

過去に心に深い傷を受けたことから、誰とも交わらずに一人きりで暮らすハンナ(サラ・ポーリー)。そんな彼女はある日、会社から突然1ヶ月の休暇を言い渡されてしまう。バスに乗って見知らぬ町に降り立った彼女は、ある偶然の出会いから、事故で怪我を負った男性(ティム・ロビンス)の世話をするため海上の油田掘削所に向かうことになる…

■Review

イサベル・コイシェ監督とサラ・ポーリーが再び組んだこの作品。
ず~っと前から、公開を心待ちにしていました。

サラ・ポーリー演じるハンナは、かなりの無口&無表情なので、序盤の流れは少々退屈です。ハンナが次第に話をしたり、笑うようになってくるに従って核心に迫ってくるのですが…。
彼女の抱える「秘密」が予想外にとてつもなく重くて、衝撃的でした。

とても静かに、ゆっくりと、人間の再生を綴った物語です。
ハンナの負った深い傷が全て癒されることはないけれど、一筋の希望は見えている。見ている最中にも色々なことを考えてしまうし、終わってからもなんだかモヤモヤしているような…あまり上手く表現できないけれど、心がすっきりと晴れやかにはなる作品ではありません。でも、いくつかのシーンが非常に美しく、深く心に刻まれています。特にサイモンとハンナがブランコに乗るシーンは、まるでそこだけが別世界のように美しく、絵本のよう。

ハンナが階段に座って、サイモンが作った料理を夢中で食べるシーンも、忘れられない。
「食べる」という行為がただ生きるためだけじゃなくて、ハンナにとって次第に楽しめるものになっていく過程が、見ていてうれしかったです。

コイシェ監督の作りだす、独特の空気感が好き。
同じ話をハリウッドで製作したら、もっと陳腐なものになってしまうんじゃないかな。
監督が長い間惹かれていた、海の上の油田掘削所という陸の孤島も魅力的。確かにあの場所は何だかミステリアスな、人を惹きつける魔力がありそう。

コイシェ監督は、サラ・ポーリーのためにこのハンナという役を書いたそうです。
サラ・ポーリーはどこか不思議な存在感があって、個人的に大好きな女優さんの一人。それと、前作に引き続き、レオノール・ワトリングが出ているものちょっと嬉しい。

ティム・ロビンスはさすがの貫禄!
ベッドに寝たきりで目が見えない時の演技なんて、本当に素晴らしい。
ティム・ロビンスで「若い女性と恋に落ちる」という設定だと『CODE46』(マイケル・ウィンターボトム監督)を思い出してしまうんですが、私は今作の彼の方が断然好きだな。

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こんにちは。
ミチさんのところのTBをたどってきました。
私もTBを何度か試みたのですが、反映されないようなので、
とりあえずコメントをー。
レヴューの内容には同感です。この空気感が大好き。
私もサラ・ポーリーもレオノール・ワトリングも大好きです。
イサベル・コイシェもアルモドヴァルも。
映画としては 『CODE46』も大好きなんですが、
ティム・ロビンスに関しては今作の方が断然よかったですね。
【2007/02/20 18:36】 URL | かえる #mQop/nM.[ 編集]
かえるさま、こんばんは♪
ミチさんのところから遊びに来てくださってとのことで、
とっても嬉しいです!
TBは時々上手くいかないことがあるようで・・・スミマセン。

アルモドバル監督もお好きでいらっしゃるのですね!
私も大好きなので、嬉しいです~。

『CODE46』は、私は映画としては微妙だったんですが(映像とか世界観は好き)、ティム・ロビンスはいつも見ても上手いなぁ、と。でも、今作は本当に素晴らしかったですね。
【2007/02/20 19:44】 URL | Nyaggy #-[ 編集]
こんばんは♪
ご訪問がすっかり遅れてゴメンなさい。
最後にはハンナは幸せな家庭を手に入れたはずなのに、やはりどことなく顔が寂しげなんですよね。
心が受けた傷というのは何かの拍子にまたフッと現れて彼女を悩ます日もあるのでしょうね・・・・・(泣)
ただ生きているということは食べることにも興味がないということ。
その彼女が初めてガツガツと物を食べるシーンがとても印象に残っています。
「秘密」ですが、まさかあんなこととは想像していませんでした。
遠い地で起こった紛争のことなんてなかなか実感として沸かないのですが、この映画で教えてもらってよかったです。
【2007/02/20 21:35】 URL | ミチ #0eCMEFRs[ 編集]
ミチさん、こんばんは。
いつも丁寧にコメントくださって、ありがとうございます♪
そうですよね。ハンナは、幸せな生活を手に入れたけど、
どこかで傷を抱えながら生きていくんだと思います。
人生はやり直しもきくけれど、全く別の人生にすり替えることはできませんものね…。
この映画の中では食事をとるシーンがたくさん出てきますが、
ハンナがガツガツと食べるシーンは印象的ですよね!
コイシェ監督ってば、見せ方が上手いわ~。
私は紛争の話を聞いて、以前読んだ『オシムの言葉』を思い出しました。現サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムも、実は旧ユーゴの出身なんです。本の中でその辺りの事にも触れられていて、興味深いですよ。
【2007/02/20 22:30】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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映画館にて「あなたになら言える秘密のこと」『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ監督とサラ・ポーリーが再び組んだ作品。工場で働くハンナ(サラ・ポーリー)は働き過ぎを理由に一ヶ月の休暇を無理やり取らされる。彼女は旅先で看護師の仕事を二週間引き受け ミチの雑記帳【2007/02/20 21:30】
心に染み渡るステキな物語。悲しみを抱きしめて。工場で働くハンナは強制的に休暇をとらされ、旅先で偶然耳にした会話から看護師の仕事を買って出る。サラ・ポーリーを初めて見たのはたぶん『バロン』よりも先に観たアトム・エゴヤンの『エキゾチカ』、『スウィート ヒアア かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY【2007/02/21 01:28】
あなたになら言える秘密のこと(2007/08/24)サラ・ポーリー.ティム・ロビンス商品詳細を見る監督:イザベル・コイシェ CAST:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス 他工員のハン... Sweet*Days**【2007/12/04 13:51】
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