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監督:マルエル・ウエルガ
脚本: ルイス・アルカラーソ
キャスト: ダニエル・ブリュール レオノール・ワトリング レオナルド・スパラグリア イングリッド・ルビオ トリスタン・ウヨア
2006 スペイン 

■Story

1970年代初頭のスペイン。長く続くフランコ政権の独裁に対して、人々は自由を求める声を上げ始めていた。サルバドール・プッチ・アンティック(ダニエル・ブリュール)も、自由を求めて仲間達と反政府運動に参加していく。順調に活動を進めていくサルバドール達だが、資金集めのための銀行強盗がきっかけで、犯罪者として追われることになってしまう…

■Review

どうやって表現したらいいのか、よく分からない。
でも、観て良かったと素直に思う。

内容からして、もっと全面的に重い展開を予想していたのだけれど、意外にも、前半は疾走感に溢れた、テンポのよい作り。音楽や映像もスタイリッシュだし。まるで、気の会う仲間とバンドでも組むかのような気軽さで(のように見える)、次第に政治活動に手を染めていくサルバドール。後半は一転して、ずっしりと重い展開になっていくのですが…。

家族や友人達との交流を通して、サルバドールという一人の青年に、次第に感情移入していきます。彼がいかに家族を愛し、また家族も彼を愛していたか。末の妹に対する優しさに溢れた態度。父親に対する静かな愛情。そんな様子を見ている内に、自然と彼のひととなりに惹かれてしまう。まるで、看守と言う立場から友情を育んでいった、ヘススのように。

向かっていく結末は、悲劇的なものだと分かっているのに、それでも奇跡を祈らずにはいられない。サルバドールの行動の是非だとか、そんなことはむしろ重要ではなくて、彼の友人になったかのような気持ちで、ただ助かって欲しいと、思わず願ってしまう。

さぁ、それじゃさっさと終わらせよう、と事務的に作業をこなす死刑執行人の姿と、処刑道具の木を切る音、ネジを回す動作が頭にこびりついている。その一方で、全てが終わった後に、「フランコの人殺し!」と叫んだヘススの姿に、目頭が熱くなってしまった。サルバという一人の人間のためを思って、その場で叫んでくれる人がいてくれて良かったと、そう思えた。

未だにスペインの歴史に暗い影を落とす、フランコの独裁。大雑把な知識としてしか知らなかったその一端を、映像として見ることができたるのは、興味深かったです。中でも、一番象徴的なのは、やっぱりカタラン(=カタルーニャ語)の禁止かな。映画の中でも散々、ことあるごとに「スペイン語を話せ!」と看守に叱咤されていますよね。家の中ではカタランで話していても、外ではカステジャーノ(=いわゆるスペイン語)だったり。

元々、歴史的に独立の気風が高かったカタルーニャ地方では、フランコ政権によってカタランを禁止された事によって、かなり誇りが傷つけられたことでしょう。同じく、結果的にサルバの死刑を確定付けたETA(バスク祖国と自由)も、バスク地方という独自の文化を持った地域を拠点としており、彼ら独自の言語であるバスク語も、フランコによって禁止され、圧制を受けていました。結局は、そういったフランコの無理な締め付けが憎しみや反発を呼んで、自らの首を絞めたということなんでしょうか…。

そういえば、今作で知ったのですが、ダニエル・ブリュールって、スペイン人とドイツ人のハーフだったんですね。てっきりドイツ人かと。最初キャスティングを見たときに、アレ?って思ったんですが、母親がカタルーニャ人で、彼自身もスペイン生まれなんだそう。これまでも割と好きな役者さんではあったけれど、今回は更に魅力的に感じたな~。ハリウッド大作『ボーン・アルティメタム』にも出演するらしいけれど、個人的にはこれからもヨーロッパ映画界で活躍して欲しいです。

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Nyaggyさん、こんばんは。
私も今回初めて、ブリュールくんが半分スペイン人だと知りました。
で、同じく今回が一番彼の魅力を感じました。
ヨーロッパ映画界をしょって立ってほしいです。
スペイン史の理解もちょっと深まり勉強になりましたー。
【2007/11/01 01:05】 URL | かえる #LkZag.iM[ 編集]
かえるさん、こんにちは♪
ブリュール君ってば、今まで「ドイツ映画界の顔」みたいな感じで
売られてましたものね~。なんだ、スペイン映画もイケるじゃない!
とうれしい発見でした。
ハリウッド進出も悪くないけれど、安易に大作に出ないで、
地場を中心にがんばって欲しいですね~。
【2007/11/01 12:56】 URL | Nyaggy #-[ 編集]














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その若き命に心うたれる。ほんの30年前の出来事の衝撃は、ただの遠い国の過去の物語ではないと思うから。1970年代のスペイン、フランコ政権末期。反体制活動をしていたサルバドールという青年が警官との銃撃戦の末に逮捕された・・・。フランコ将軍率いる反乱軍が1936年に引 かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY【2007/11/01 01:00】
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